光と雫
*6*
「でも、本当はさ、雫、寂しいんじゃねぇーの?」
葵は猫かぶりだった。両親の前では、言葉使いもきちんとしているし、妹の光に優しかったし、性格が良くなっていた。光は、結構この兄に苦労させられているのだ。パシリetc...
「本当は、お前自分が今まで暮らしてた家によぉ、実の家族がいなかったから、寂しいんだろ。」
「大きなお世話だわ。」
「そぉか、、、。大きなお世話か。お前、実の兄に向かって何言っちゃってるの。」
光は、葵の言葉に怒りを感じた。
「何が、実の兄よ。今日、初対面じゃないの。」
雫は気が強いのか。それとも只気が立っているだけなのか。
なかなか、やるな。と光は思った。
「初対面だろうが、オレはお前の『お兄様』だぜ。」
葵は雫を睨みつけている。
「ついたようよ。2人とも、、、、。」
アマダラ国に来るのは、光は初めてだった。
門を抜けると、一人たっていた。
「思っていたとうり。来たようだね、、、、、。」
守良は一人呟いた。
守良はタカタカと走ってくる雫を迎えた。後ろから2人やってくる。
「お帰り。雫。そして、いらっしゃいませ。葵君、光さん。」
守良はにっこりほほえんだ。
「よう。久しぶり。」
「はじめまして。」
光と葵があいさつを返す。
「そとじゃなんだから、、、、」
守良は城へ向かって歩きながらいった。そのあとにつづく3人。
つづく
back/top/next