「つまり、魔女は俺たちを利用したってことかよ。」
葵が精一杯の嫌悪感を示して言った。
そして、剣を持ち直すと、再び守良に切りかかった。
「二度も同じ様に向ってくるなんて馬鹿だなぁ。」
守良はさらりと葵の攻撃をかわして、自分の剣を葵の腹部に突き刺した。
「うっっ!!」
葵は思わず蹲ってしまった。
そこへ守良が
「何度も見せられれば返すことぐらいできるさ。、、、、、、、失せろ。」
吐き捨てるように言い、さらに右足で思いっきり葵を蹴り飛ばした。
葵は再び吹っ飛んだ。
ガッシャァァン!!
「葵っ!!」
光が絶叫した。
だが、葵に近寄ることはせず、一目散にボタンに向って走り出した。
が、
「同じことはしないほうがいいって、解んないかなぁっ!!」
守良が光の前に立ちふさがり、さらに
「二度目は、手加減しない。」
そう言って、光を殴り飛ばした。
光は、建物の壁に頭から突っ込み気を失った。
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