光と雫
光、雫、晴雨と入れ違いに城から出た二人は、、、
「貴女が裏で動いてると知ったら、貴女を信じてる人々はどう思うでしょうかね?」
魔女の家で、紅茶を飲みながらアマダラ国王子の守良は、ニヤリと笑いながら言った。
「知ったこっちゃ無いよ。、、、、、アタシはアタシでこの騒ぎようが面白いしアンタは国を手に入れた。」
彼の向かいで魔女は腕を組んで言った。
「晴雨嬢が一番驚くのでは?」
王子の問いに
「さぁね。あの子はちょっとした脇役だから。」
魔女は続けて、
「さて、、、、これからどうするかだよ。目的は、」
「空の世界を僕たちのものにすること。」
魔女の言葉を王子が引き継いだ。
「まず、城に戻り、王と、后は書置きを置いて自殺したことにしましょう。
その後、天気操作局に乗り込んで、下界の天候をあらして、
そして一発、ハレルヤに攻撃を仕掛けるなんてどうです??」
王子が楽しそうに言葉を紡ぐ。
「アンタに任せるよ。ただ、必要以上に殺すのはおよしなよ。」
「はい。貴女の仰る様に致します。」
王子はニッコリ笑って席を立ち、家から出て行った。
家には、魔女と呼ばれる老婆と王子の飲みかけのお茶とカップが残った。
「、、、、、、、、。」
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