光と雫
*2*
「馬車を。」
「はい。ただいま。」
カタカタというおとと共に馬車があらわれた。光と王は馬車に乗りこんだ。
「お父様、私ちょっと緊張してきましたわ。、、、」
「まぁ、そんなに硬くなることはないぞ。」
「えぇ。」
「もうすぐ御付になりますよ。姫様。」
馬車の運転手が言った。
「ねぇ、お父様、あれかしら!!」
馬車の窓から、洋風の建物が見えた。
「あぁ。」
「まぁ素敵だこと!!」
入り口の門を通り。馬車を降りた。
会議場の入り口を、たくさんの、"お天気人"が出入りしている。
光は王と一緒に会議場に入った。中は、雲でできている。
二人は、入り口を入ってすぐに見える、中央の扉に向かい。入っていった。
そこには、長方形の"ながーい"テーブルがあって、もう何人かが座っていた。
「お前は、そこでまってなさい。」
王は、部屋の隅っこにある、椅子を指差して言った。
光は、言われたとうりにすわって、あたりを見まわしていた。
しばらく開かなかった扉が、ひらいて、向こう側から、どっかで見たことのある、男と少女が入ってきた。光は、男のことを知っていた。男はアマダラ国の王。そして、、、、、。少女は、書記か、、、? 少女がこちらに向かって、歩いてきて。光の隣に座った。
光は少女の顔を見たとき、これは夢かと、頬をつねってみた。
「いたいっ!」
その声に気付いたのか。向こうも光ほうをみて。頬をつねっていた。
そして、お互いに顔を見合わせて。
「あぁ―――――!」
部屋の全員がこちらをむいた。 つづく
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