光と雫




気づいたときにはもう遅くて、、、、


「雫様っ!!」



晴雨がとっさに叫んだ。



「うるさいなぁ!ココはどこだと思ってるの?僕らの世界だよ。
僕はこれでも、王子なんだからね。僕に刃向かうとどうなるのか解ってるの?」



守良は強く雫を押さえつけなおした。



「、、、、、んっ、、、」



でも、私は判っていた。

小声で
「大丈夫。守良の奴は雫に手なんか出さないよ。
幾ら王子でも殺しは許されないから。」

と晴雨に言った。



「そうだ。姫。戦争なんて言ってるけど、僕は一発で、そっちが攻撃してくる前に潰すつもりでいるから。」


これについては冷静に判断できない。

「どういうこ、、、と、、、」



「さぁね。楽しみにしてればいいじゃないか。実際には楽しむ暇さえ与えてあげられないけど、、ふふふ。」




「準備はばんたんさ。いつでもできるよ。でも、そっちが抵抗できないうちに攻撃するのも、なんかセコイ感じがするから、
ハレルヤが動き出したら僕も動くことにしてあげるよ。

葵君はどうするだろうね。」



「ちょっとまってください。」


晴雨がふと思いついたように言った。













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